よいち水産博物館・フゴッペ洞窟
旧下ヨイチ運上家・旧余市福原漁場の4か所です。
その内の
旧下ヨイチ運上家と旧余市福原漁場の
屋根をご紹介したいと思います。
北海道の屋根と言えば「トタン」が一般的ですが・・・・・
(今は無落雪でしょうか?)
運上家は北海道各地に80件ほどあったとのことですが、
現存する運上家はここ旧下ヨイチ運上家のみとなりました。
運上家とは、江戸時代に和人とアイヌが貿易をする際の場所でした。
旧下ヨイチ運上家は大正末期から昭和初期にかかては番屋として使われ
戦後は、引揚者の住居としても使用されたため
現存する事が出来たのかもしれません。

こちらの屋根は、石置長柾板葺です。

杉や檜などを薄くはいだ小さな板を重ねて屋根を葺き
(板柾3000枚)
板が強風で飛ばされないように石を置いています。
(石2000個)
時代劇などで見た事はありましたが・・・・・

現在の建物は、江戸時代の設計図を基に
昭和51年から一度解体し修理・復元
昭和55年より一般公開されました。
ニシン漁で栄えた明治10年代の建築と考えられている
旧ヨイチ福原漁場 川内漁場文庫
地上三階建 地下1階建ての土蔵造です。

こちらの屋根は、切妻桟瓦葺です。
北海道では、瓦葺や鬼瓦を目にすることが少ないので貴重ですね。


今日は屋根のみのご紹介でしたが
次回は、内部もご案内したいと思います。
お楽しみに・・・・・・
入場料 大人300円 子供100円
開館時間 9:00~16:30
休館日 毎週月曜日・祝祭日の翌日
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